ブックメーカーは、違法なものではありません。
海外では当たり前のように提供されているサービスであり、全ての対象でギャンブル性が存在するものだけが提供されているわけでもない現状です。
元々、ブックメーカーはイギリスが発症で提供されているサービスであり、世界規模で見ると既に数千社は存在していると考えられているものです。
特定の企業だけがサービスを提供しているわけではなく、認可を受けた様々な企業が多くの人にサービスを提供しています。

ブックメーカーはオッズが固定性

では、日本のギャンブルと大きく異なる点は何なのでしょうか。
まず、オッズが固定性であるという点です。
例えば、日本でも公営ギャンブルとして競馬などが提供されていますが、この時に提示されるオッズは固定制ではありません。
変動制というものが採用されていて、プレイヤーの投資金額に応じてオッズが変化するように工夫されています。
仮に、競馬でオッズ10倍のサラブレッドがいてそれに投資を行ったとしても、そのサラブレッドに途中から人気が集中し始めた場合には、発送時刻前に5倍前後になってしまうこともあります。
日本のオッズ制を採用している公営ギャンブルでは、このようにお金を投資するプレイヤーの需要によって最終的な配分が決められるのです。
一方で、ブックメーカーの場合はある地点を基準にそこから配当が固定されるという特徴が存在します。
例えば、同じ競馬であっても数ヶ月も前から投資を行うことができるメリットがあります。
その時点で表示されているオッズのサラブレッドを購入すれば、後から誰がどれだけお金を投資したとしても、そのオッズの配当を得られますので、前もって購入しておく分には非常に便利なサービスなのです。

同じ競馬というジャンルでも配当に妙味が生まれることも多い

日本とは異なったシステムを採用していますので、同じ競馬というジャンルであったとしても、配当に妙味が生まれることも多い現実が存在します。
日本の場合は、公営ギャンブルを提供するときには必ず法律的な決まり事を守らなくてはいけません。
上記の競馬にも、競馬法というものがきちんと制定されていて、その範囲内でサービスを提供しなくてはいけないようになっています。
合法的に行うことを条件としてサービスを提供しますので、日本国内で不正な方法でギャンブルを行うと犯罪行為になるわけです。
ブックメーカーの場合も同様なのですが、少し異なるのが地域によってその合法性が大きく異なるという点です。
そもそも、このサービスは世界中で一律にサービスが提供されているわけではなく、その地域で決められている法律的な決まり事を守ってサービスを実施している現状です。
そのため、サイトを運営したりするときにも公平性を保てているかどうか、あるいはサービスを提供するときにきちんと認可を受けているかなどを確認しなくてはいけません。

プレイヤーに対してきちんと配当を与えることができるだけの資金が存在すること

例えば、ある地域でブックメーカーとしてサービスを提供するためには以下のような決まりが存在します。
まず、プレイヤーに対してきちんと配当を与えることができるだけの資金が存在することです。
当然ですが、プレイヤーが実際に投票を行って配当を得られる権利を得た場合には、そのプレイヤーに対してお金を渡さなくてはいけません。
大規模にサービスを提供するときには、それに対応できるだけの資金が必要になります。
海外では、この資金を10億円を基準としているところがあります。
資金が底を尽きないように、公平に配当を分配することができるように非常に大きな資金を準備しておかなくてはいけないわけです。

ペイアウト率なども公表しなくてはいけない

そして、公平なサービスを提供するためにペイアウト率なども公表しなくてはいけないようになっていることがほとんどです。
元々、ギャンブルは主催者側の恣意的な行動によって不正を行うことができやすいものです。
いわゆる、いかさま行為のことを指しますがこのようなことがあると健全なサービスを提供できません。
仮に、投票に参加したプレイヤーが勝つことができないようなシステムを採用しているときには、詐欺を行っているに等しい状態になってしまいます。
こういった、一方的な不正な行為が存在しないようにサービスを提供する企業にはその公平性と信用性を公開しなくてはいけないようになっているのです。
専門機関がきちんと調査を行い、本当に不正なことを行っていないのかを常にチェックしてもらわなくてはいけません。

認可を受けている企業はそれだけ信用性が高い

この状況を、公に公表することによって主催者は初めて健全なサービスを提供しているということを認めてもらえます。
世界中のブックメーカーには、このような厳格な決まりごとがそれぞれの地域で求められていることが大半です。
つまり、違法なことをしているわけでは決してないというわけです。
むしろ、法律的な観点から本当に不正をしていないかをチェックされる立場にありますので、認可を受けている企業はそれだけ信用性が高いことがわかります。
だからこそ、世界中で人気のサービスとして現在でも多くの人に利用されているのです。