通常の競馬とブックメーカーの違いを理解すれば儲けられる仕組みもわかる

海外のブックメーカーのサービスの中には、日本でもなじみのある競馬が存在します。
しかし、ブックメーカーと日本の競馬では全く異なる観点からサービスを提供していますので、同じように考えないように気を付けなくてはいけません。
基本的なオッズのシステムから全く違いますので、この違いを理解していないと大きな損失を招く結果になってしまいます。

日本と海外の競馬は概念がまったく異なる

元々、日本には公営ギャンブルというものがサービスとして提供されており、その観点から合法的にサービスを提供するときに限り、ギャンブルを行うことができるとされています。
この中に、競馬が含まれているのですが日本と海外では認識が全く違います。
基本的に、海外ではサラブレッドに対する考え方が非常に広義です。
スポーツとして捉えている側面が非常に大きく、より洗練されたサラブレッドを生み出すために大規模な生産市場を有しています。
その結果、ギャンブル性はかなり低くてレース体系にもこの傾向が現れています。
例えば、日本の生産規模は海外のそれと比較すると非常に小さいです。
年間で生まれてくるサラブレッドの数は1万にも満たないですが、海外ではこの3倍以上の市場が存在するところもあります。
それにもかかわらず、実は賞金体型は日本の方が圧倒的に上です。
これは、国家全体でギャンブル性の強いサービスを提供しているからに他なりません。

賭けの対象としているプレイヤーの数は関係ない

海外では、様々な団体が協力をしてレースへの賞金を提供しています。
言い換えると、こういった団体が資金提供を滞ってしまうと、レースそのものができなくなってしまうのです。
ここで重要なのが、賭けの対象としているプレイヤーの数は関係ないという点です。
賭けの対象にされていようがそうではなかろうが、ブラッドスポーツとしての競馬は海外で行われ続けています。
ところが、日本の場合は公営ギャンブルとしてサービスを提供していますので、プレイヤーが投資したお金は胴元であるJRAに徴収される仕組みになっています。
この資金を使って、世界で最も高い賞金体系を作り出すことに成功しており、独自のギャンブル色の強いシステムを作るようになっているのです。

日本ではプレイヤーが投資する金額に応じてオッズが変動する

この代表的なシステムに、オッズの変動性が存在します。
日本のギャンブルが特徴的なのは、プレイヤーが投資する金額に応じてオッズが変動するという仕組みです。
例えば、ある地点でオッズが3倍近く存在していたとしても、そのオッズに人気が集中しすぎてしまうと時間の経過とともにこれが2倍になります。
このオッズの状況を決めているのは、あくまでもそこに参加しているプレイヤーです。
胴元であるJRAが決めているわけではなく、市場原理と同様に需要と供給によって決まります。
当然、こういったプレイヤー側の意思が多分に反映されますので、時には非常に大きな配当も期待できます。
見逃されていた実力馬が本領を発揮すると、プレイヤーが強いと考えていた競走馬を凌駕してしまうこともあるからです。
ところが、ブックメーカーの競馬ではこのような傾向がありません。

ブックメーカーではオッズが固定性になっている

なぜかというと、オッズが固定性になっているからです。
ブックメーカーの面白い点は、ある地点でそのオッズが確定すると、そのままのオッズでずっと利益も確定することになることです。
仮に、ある地点でオッズが3倍であったときには、その3倍のオッズのサラブレッドにどれだけの投票があったとしても、その地点のオッズは3倍から動かなくなります。
では、これは誰が決めているのかというと主催しているブックメーカー側が独自に判断しているのです。
海外のブックメーカーでは、日本と同じレースを対象としてサービスを提供していることもあります。
しかし、このような独自の考え方でオッズを決めていますので、実は日本のプレイヤーが考える数値とは全く逆の現象が起きていることも珍しくありません。
現実的に、このような現象は既に何回も確認されています。

海外では主催者側が勝てると考える陣営のオッズを最上位に持ってくる

代表的なもので述べれば、日本馬が海外のレースに参加しているときです。
日本のサラブレッドが海外のレースに参加しているとき、日本のファンはそのサラブレッドを応援するために応援馬券を大量に購入します。
この場合、単純に応援している糸で購入しているときに過ぎないので、プレイヤー側の実力を精査した考え方は実は反映されていません。
そのため、海外のサラブレッドのオッズが一気に上がることもあるのです。
反対に、海外ではこのようなプレイヤー側の意図は全く関係なく、主催者側が勝てると考える陣営のオッズを最上位に持ってきます。
ですから、日本と海外では提供されるオッズに大きな違いが生まれるときがあるのです。
もちろん、どちらが正しいというわけではなく、どちらにもチャンスがあるためより妙味のある馬券を購入できるようになっています。
ギャンブルとしてみると、これらのサービスにはどちらにも面白い点があります。
盲点を突けば、他の人が得られないような大きな配当を得ることも夢ではありません。